まずは、本業ではなく副業デザイナーをおすすめします

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もし、あなたがwebデザイナーをめざしているなら、いきなり本業ではなく副業でデザイナーから始めることをおすすめしています。

それは、私自身が20年以上、web&グラフィックデザイナーとして仕事をしてきて感じていることです。
「もっと華やかな業種かと思ってました」「思っていたよりキツイです…」と言って辞めていった人たちも多いですし、何より、他の業種から転職してきた人の方が活躍しているな〜と思うことが多々あったからです。

そういう意味でも、いきなり本業より副業でデザイナーを始めてみるのがいいと思っています!

目次

本業デザイナーはブラックです(笑)

本業デザイナーを目指す場合、どこかの会社に勤めるかいきなりフリーランスになるかどちらかだと思います。

どこかの会社に勤める場合、よっぽど吟味しないといい会社に巡り会えないと思います。(個人的な意見です)

特に、私が住んでいる田舎だと就職先は地元の印刷会社とか小さなWEB制作会社とかに限られてきます。
仕事が楽な場合はお給料が少ないし、お給料がまあまあなところはかなり激務だったりします。個人的な意見ですが(笑)

そうでなくても、期待に応えようとしてついつい残業したり、家に持ち帰って作業しちゃったりするんですよね。
私も若い時はそうでした。もっといいものが作れるはず!ってやたら時間をかけまくっちゃうんですよね。
ブラックの原因は自分にもあるんですけど…

さらに、会社員になると苦手な分野のデザインもしなきゃいけない場合があるんですよ。
工具のカタログ作るとかね…。工具なんか興味ないっつーのと思いながら、なんかかっこよく見えるようにデザインしなきゃいけないという…。

フリーランスになった場合も同じで、もっといいものを作れるはず!って思いながら時間だけが過ぎていく…とか、収入のためにめっちゃ急ぎの仕事も受けざるを得なくて徹夜するとかいうのもよくあるパターンです。

要するに、本業デザイナーってホント色々大変なんです(泣)

本当におすすめ!副業デザイナーのいいところ

他に本業があって、そちらである程度の収入が確保されるのであれば、本当に好きなデザインだけやるという、夢の副業デザイナーになれる訳です!
本業の収入+副業の収入になる訳なので、こんなにいいことはないと思います!

副業なら、無理せず好きな仕事を選べる

本業デザイナーは、やはりある程度の収入が毎月欲しいので、ちょっと難しいかも…とか、その納期短くない??とか、その仕事でその価格は安過ぎませんか?!みたいな仕事まで、引き受けたりしちゃうんですよね。

でも本業の収入があれば、自分が得意な仕事だけ受けることが可能です。
例えば、ココナラやランサーズ、クラウドワークスなどで、自分ができそうだな〜という仕事だけを選んで受注すればいいと思います。

確かに金額は低めかなと思ったりもするのですが、そもそも、手の空いている時間に自宅でちょこちょこっとできるので、もらえる金額が低くても仕方ないのかな、と私は思います。

最初はココナラ等でちょこちょこ仕事をして、慣れてきたら独自で営業をして高単価な仕事をできるようにして行く…というのが理想かなと思います。

独自の営業ができれば、直接クライアントさんと費用について交渉できますし、継続的な仕事がもらえるようになるかもしれないので、おすすめです!

デザインの制作費用や独自営業の方法については、「WEBデザイナーは食えない?」に記載していますので、読んでみてください!

副業だから、仕事がなくてもメンタルやられない(笑)

本業デザイナーの場合、仕事がいつなくなるか、ビクビクしながら日々過ごしています。
特に、見積りばっかりやらされて、全然仕事にならない時なんかめちゃくちゃ凹みますしね。
見積もりはもちろん無料でやりますが、結構手間がかかるんですよね…

繰り返しになりますが、副業なら仕事がなくても凹むことはないと思います。仕事があればやればいいし、仕事がなければ勉強時間にあてるなど、精神的に健康な生活が送れるんじゃないかなと思います!

会社員なら社会保障がしっかりある

これは本当にありがたいと思いますよ!
私なんか大した収入じゃないのに、個人年金、健康保険、所得税、住民税が結構重荷になってます。インボイスとやらが導入されて、消費税も払わないといけなくなりましたね…

こんなに払っているのに個人年金なんて受け取る額はちょびっとですからね。本当、仕事して貯金しなきゃって焦ってます。
※会社員の場合、厚生年金と健康保険料の半分は会社が負担してくれています。

そして、会社によってはかなりの退職金も期待できるのではないでしょうか??
これを手放すのは、本当にもったいないと思うので、副業でデザイナーをおすすめしています。

副業デザイナーのメリットは、他の業界を知っていること

副業デザイナーのメリットは、他の業界を知っていることです。私の周りのフリーランスでデザイナーをやっている人で、バリバリやってるなーっていう人は、必ず転職経験者です。
つまり、他の業界からデザイナーに転職した人。他の業界の知識があるんですよ。

デザインの技術って、さほど難しくありません。今はフリー素材やテンプレートもたくさんあるし、デジカメだってまあまあいい写真がとれたりしますしね。
それを、どう、お客さんが見てわかりやすく魅力的になるかっていうことを考えてレイアウトする。それがデザイナーの仕事です。

【実例1】飲食店からの転職デザイナー

友人デザイナーのAさんは、チェーン店系のレストラン勤務経験が数年ありました。店長経験もあったので、メニューの減価率や、店舗の広告費がいくら位だとか、キャンペーンにかける費用は売上の何%くらいかなど、飲食店の経営に関しての知識が豊富です。

そうすると、チラシを作る時でも、価格を目立たせる方がいいのか、商品写真を目立たせる方がいいのかも、経験として知っています。それどころか、折り込みチラシをするならこのエリアがいいとか、WEB広告には売上の何%くらいかけてもいいとか、アドバイスできるんですよね。

そういう人が、デザイナーになってレストラン等の飲食店へ営業すると、すんなり仕事がもらえたりするのは納得ですよね。めちゃくちゃ話も合うし、説得力があるし。お店側からしても、飲食業界を知らないデザイナーにあれこれ説明するよりも、ずっーーと楽ですもんね。

【実例2】工場勤務から、WEB制作会社の社長に

私が前に勤めていた会社の社長Bさんは、元々は工場で機械のオペレーターをしていた人でした。
たまたま、会社のWEBサイト担当になり、あれこれ工夫しているうちにWEBからの問い合わせが大口契約に繋がることが何度かあったそうです。そこで製造業におけるWEB運用のコツを掴んだんですよね。

会社を辞めて、WEBコンサルタントとして製造業の会社を中心に仕事をするようになり、あれよあれよという間に、従業員10数名の会社の社長になりました。

ちなみにBさんは、コンサルタント&WEB活用のセミナー講師なので、WEB制作は全くやりません。
自分の得意なことだけをして、他は社員に任せるという形です。

そんなふうに、デザインや制作技術以外で精通する業界があるというのは、仕事を進めて行く上で、めちゃくちゃ大きなメリットになるわけです。私のように長年デザインしかしてこなかった者には、欲しくても手に入らない技術なんです。

それに本業になれば、やりたくない仕事もやらざるを得ない時もあります。なぜか仕事って重なることが多くて、本当はいっぱいいっぱいで断りたいんだけど、今後のことを考えるとやっておいた方がいいなーとか。

仕事がない時期は、時間を持て余してしまって、このまま仕事がなかったらどうしよう…とかめちゃくちゃ凹んだりとかもします。本当は好きだった仕事なのに、経済的な心配に押し潰されてやめたくなる時は多々あります(泣)

その点、副業だと、仕事がなくても本業の収入がありますし、仕事が重なった場合、余裕で断れますしね。羨ましい限りです。

ということで、イラストを描くのが好き、デザインするのが好き、という人は、ぜひ副業でお仕事をはじめてみてください!

まとめ

まずは、本業のある人は、その業界でどのような場面でデザイナーが必要とされているのか。というのを観察してみてください。
その需要に応えられるようなデザイン技術を副業として身につけていくのがいいと思います。

めちゃくちゃ仕事が来るようになった場合、デザインを本業にしてもいいですしね。

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