「よし!自分でサイトを作ろう!」と思ったとき、
いきなりデザインや写真、色のことを考えてませんか?
それ、かなり間違っています。プロは絶対そんなことしません。
では何をするか?…それは、
それは 「このサイトで何を実現したいのか?」 です。
デザインの前にこれを考えておくかどうかで、そのホームページの出来が全然違います。
いつも私がクライアントから依頼を受けてサイト制作する場合に、ヒアリングする内容をもとに、6つのステップでわかりやすく解説していきますね!
STEP1.サイトの目的をはっきりさせる
あなたが作りたいサイトは、どんな役割を果たすものでしょうか?
- 新規のお客様に来店してもらうための集客?
- 商品やサービスを販売するため?
- ファンになってもらって、リピートを増やすため?
目的が決まると、サイトの方向性や載せる内容も自然と見えてきます
新規のお客様に来店してもらうための集客用ホームページ
来店してもらうことが目的であれば、「どんなお店か?」「どんな仕事をしている会社か?」というのが直感的にわかるサイトが必要です。
直感的にわかってもらうためには、写真の力は絶大です。一目見て、あなたの業種がわかるような写真と、キャッチコピーを用意しましょう。
実店舗がある場合、外観の写真があればベストですね!
商品やサービスを販売するためのホームページ
商品やサービスを販売するためであれば、ショッピングサイトにするのがおすすめです。
例えばBASEなら、商品販売ページを作ることはもちろん、商品のこだわりや会社概要などのページを作ることも簡単。決済システムも充実しているので、簡単にサイトを作ることができます。
サロンなどのサービスを販売するのであれば、予約サイトとの連携をするととてもスムーズな導線ができるのでおすすめです。
ファンになってもらって、リピートを増やすためのホームページ
一度来てくれたお客様に「また行きたい!」と思ってもらえる仕組みがあると、集客は安定します。
- ブログやコラムでお店の世界観を深め、ファンを増やす
- LINE公式アカウントやメルマガで最新情報を届ける
- 次回来店時の特典やスタンプカードでリピートを促す
このような様々な施作を集約しておく場所として、ホームページは位置付けられるかと思います。
さらにブログで記事を追加していくことは、SEO的にもいい効果があるので、WordPressでホームページを作るのがいいのではないかと思います!
STEP2.来てほしいお客様をイメージする
例えばカフェや教室、美容院など、お客様が「個人」の場合。
一番大事なのは 「どんな人に来てもらいたいか」 を考えることです。
- 年齢は?
- 性別は?
- どんな場所に住んでいる?
- どんなライフスタイルを送っている?
たとえば郊外にあるおしゃれなカフェなら、
「30代以上の女性で、平日にゆったりランチを楽しめる人」など、
できるだけ具体的にイメージしてみましょう。
STEP3.お客様にとってのメリットを整理する
お客様は「このお店(サービス)を選ぶとどんな良いことがあるの?」
という視点でサイトを見ます。
- こだわりの食材を使っている
- 他では味わえないオリジナル商品がある
- ゆったり過ごせる空間がある
こうしたメリットを、写真と文章の両方で伝えることが大切です。
STEP4.SNSやGoogleとサイトの関係を知る
「集客」という意味では、InstagramやGoogleビジネスプロフィールもとても有効です。
でも、それだけでは情報が流れてしまったり、断片的になりがち。
だからこそ「詳しい情報がまとまっている場所」として、
サイトの存在が大きな意味を持ちます。
SNSで興味を持ってくれた人を、サイトに誘導して、
さらにファンになってもらえるのが理想です。
STEP5.検索されたい言葉を考えてみる(SEOの第一歩)
難しいテクニックは後回しで大丈夫。
まずは「どんなキーワードで検索されたら嬉しいか」を考えましょう。
- 大きなキーワード(例:おしゃれランチ、地産地消、カフェ ○○市)
- 狭いニッチなキーワード(例:オーガニックコーヒー、駐車場あり、ベジタブルランチ)
このように整理しておけば、ページの見出しや文章に自然と入れることができます。
STEP6.デザインと写真の方向性を決める
デザインはカッコよさよりも「お店や自分らしさ」を表すことが大切。
- お店の内装や雰囲気
- よく使う色やロゴ
- 写真に写る器や雑貨
こうした要素から方向性を決めると、見た人に「ここに行ってみたい!」と思ってもらえます。
まとめ
サイト制作を始める前に、
- 目的
- ターゲット
- お客様にとってのメリット
- 集客の導線(SNS・Googleとの連携)
- 検索されたい言葉
- デザインの方向性
この6つを考えておくと、ブレないサイト作りができます。
デザインやツールの操作は後から学んでも大丈夫。
まずは「考えること」から始めましょう!
こんな失敗例もあります
まだ失敗かどうかわかりませんが(笑)
私の近所の老舗和菓子屋さんが、WEBサイトをリニューアルされました。
すごくカラフルでどこか洋菓子っぽいようなおしゃれなデザインのWEBサイトです。
和菓子もすごく美味しそうに見えます!
ただ、実際の店舗は、純和風。暖簾のかかった引き戸をあけると、昔使っていたであろう、大きな釜がディスプレイされているし、老舗らしく木彫りの立派な看板もあります。
あのサイトを見てきた人は、ちょっとがっかりするかも…と思いました。
ここで、できるデザイナーなら、和菓子のパッケージデザインを変更するとか、内装を変更するとかそういう提案ができるんでしょうけどね。
これからが楽しみの和菓子屋さんです!