WEBデザイナーは食えない? 現役WEBデザイナーの現実

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これから、フリーランスでWEBデザイナーを目指そうと考えてる人の中には「本当に稼げるの…?」って不安に感じている人は多いのではないでしょうか?
高いお金を出してスクールに行っても、その後、仕事はちゃんとあるのかなぁ…なんて、不安になりますよね。

そこで、デザイナー歴20年以上、フリーランス歴5年の筆者が、実態を赤裸々に仕事の単価や収入についてレポートします!

目次

WEBデザイナーでは食えない? いいえ、稼げてる人もいます!

WEBデザイナー、グラフィックデザイナーは食えない(儲からない)と言う人もいますが、要は本人の努力しだい。楽して稼げる職業なんて、この世には存在しませんよね。

最近、私のSNSでは、「webデザイナーで3ヶ月で月商7桁!」なんて広告がめちゃくちゃ出てきます。
webスクールの広告ですね。ホンマかいなーと思って、思わずクリックしちゃうんですけど(笑)

まあ、こういう広告はちょっと誇大広告かなって思いますが、私の周りでも普通にwebデザイナーで生計を立てている人はたくさんいるので、webデザイナーで食えない訳ではないと思います。

例えば、クラウドソーシングサービスで有名な「ココナラ」でも、ITに特化したお仕事紹介サイト「coconala テック」があります。こちらのサービスではWEB制作などの案件が掲載されていて、フリーランスの方にとっては高単価な案件が多いかなと思います。

初心者にとっては少しハードルが高いかもしれませんが、これを目指して頑張ってみるとかアリですね。
数年の経験があるなら、ぜひ登録だけでもしておくことをおすすめします!

coconalaテックの公式サイトはこちら→

1サイト100万円の仕事って本当にあるの?

現役のwebデザイナーである私から言うと、100万円のサイトを受注することはたまにあります。年に1回くらいかな。
でも、製作費が100万円ってことは、それなりに工数が多いんですよ。

感覚的にはなるのですが、予算が100万円なら、ディレクション費10万円、カメラマン20万円、コピーライター10万円、デザイナー30万円、コーダー30万円…くらいの割り振りじゃないでしょうか?
私はディレクション+デザイン+コピーをやって50万くらいの収入になるかな。カメラとコーディングは外注します。

で、だいたい100万円のサイトなら納期3ヶ月くらいかなぁ…クライアントのレスポンスが遅いと、半年とかかかる場合もあるなぁ…
で、このサイトをやりながら、隙間にできる小さい仕事をポツポツする感じになりますね。私の場合。
なので、結局、月商20〜30万円くらいに落ち着く感じです。もうちょっと気合いいれたら、あと10万くらい受注できるかな〜とか思ったりもしますが、そこは本人の努力次第ということでしょう(笑)

WEBデザイナー、グラフィックデザイナーの収入は?

WEBデザイナー、グラフィックデザイナーの収入は、本当にピンキリです。特にフリーランスの場合は自分で自分の仕事に価格を決めなければいけません。
WEBデザイナー、グラフィックデザイナーで「食えない」人たちは、この値決めに問題がある場合があるのではないでしょうか?

…そういう私も、値決めには苦労してます(泣)
どうしても、知り合いからの依頼だと、頼まれてもいないのに安く見積っちゃうんですよね。
そう!頼まれる前に安くしちゃダメなんですーーー
変に忖度しちゃうんですよね。

なので、おすすめは、先に価格表を作って、自分のサイトなんかに表示しておくことです。これ、めちゃくちゃ大事です。
知り合いの紹介でも、とりあえずサイト経由で正式にお問い合わせしてくださいってお願いすると、変に値下げ交渉されたりすることもないので、やりやすいです。

とにかく、安い仕事ばっかりやって、疲弊しちゃうのだけは避けたいところです。(私もね…)

web&グラフィックデザインの仕事別料金表

ちなみに、私が受けている金額は以下になります。(税別)
ただし、フツーのデザイナーの場合と思ってください。これより高額の値段を出しているデザイナーさんも沢山いると思います。

ロゴマークデザイン5万円
名刺デザイン(両面デザイン)+名刺100枚1.5万円
A4三つ折りパンフレット+印刷100枚8万円
Jimdoサイト制作(トップページ+3ページ+ブログ設定+お問合せフォーム)18万円
WordPress(トップページ+5ページ+ブログ設定+お問合せフォーム)40万円
写真撮影(半日)+撮影ディレクション7万円

webデザイナーが収入をアップする方法は?

1.営業に力を入れる

とにかく、営業するに限ります。食えないと言っているデザイナーさん達は、確実に営業していません。断言できます。

なぜ営業しないのか?
それは、営業が必要だって知らないからです(笑)
なんなら、営業って何?って思っているグラフィックデザイナー、webデザイナーはたくさんいると思います。

自分のサイトを作って、スキルの説明をして、実績も載せているんだからそのうち仕事の依頼がくるだろう。
SNSも頑張って発信しているし、誰かが仕事を頼んでくれるだろう。
私はそう思っていました。けれど、それだけで十分な仕事を得られるかというと、そういう訳ではなかったのです。

もちろん、営業に力を入れると言っても、飛び込み営業する訳ではありません。
まずは簡単にできるメール営業から始めてみましょう!

一番確実なのは、広告代理店、WEB制作会社、印刷会社へメール営業する!

とりあえず、自分が住んでいる地域の広告代理店、WEB制作会社、印刷会社をgoogleで調べてみましょう。
田舎の方でも意外とたくさんあるんだなーって思いますよ(笑)
その会社に、まずは営業メールを送ってみるというのをおすすめします!

どこの制作会社さんでも、「めっちゃ忙しい時期」というのがあるんですよ。年中忙しいんじゃ無いけど、たまたまこの時期だけ忙しくなっちゃった〜みたいな。
そういう時に、ちょっと手伝ってくれるデザイナーさんがいたらいいのに〜〜〜っていうのがあるんです。

なので、「お忙しい時期はお気軽にご依頼ください」的なメールを送ってみましょう!
その際に、どんなことができてどれくらいの料金かがわかるポートフォリオを作っておくと、先方も仕事を依頼しやすいですよ♪

ターゲットを決めて直接DMする

地方にあるあるなのですが、いまだに10年以上前のサイトのまんまっていう会社がめちゃくちゃあります。なので、近隣の会社のWEBサイトを検索しまくって、古そうなサイトの会社にリニューアルのDMを出すなどしてみてください。

そういう古いサイトの会社は、社長がアナログ人間なのでメールよりかは電話でやりとりしたがったり、直接会って打ち合わせしてくれるなら是非、と言ってくれる人も多いです。

例えば地元の「就職フェア」などに出展している会社のサイトを調べてみましょう。リクルート用のページなどが用意されていなければ、DMハガキを送ってみてください。掛かる費用はハガキ代と切手代だけなので、WEB広告より安くつきます。

売れっ子デザイナーはセミナーなどで人脈をつくる

昔から言われていることですが、やっぱり人脈って大事。経営者を対象としたセミナーなどに行けば、ごろごろ社長さんがいるので、とりあえず名刺交換しておきましょう。そして、翌日にはご挨拶のメールを出しておきましょう。

起業塾なんかに行ってみるのもいいですよ!
自分の勉強にもなりますし、これから起業しようっていう人は、WEBサイト作ってくれる人を探しているケースが多いです。

とりあえず、実際に会って話ができると割とうまく行ったりします。毎日SNSを更新してSEOを上げて…のような集客方法だと時間がかかる上に、仕事をとれる確証はありませんが、直接会って話をすると、じゃあお願いしようかなってなるケースは多いです♪

2.「自分の強みを作る」より「売れるコツ」があります!

よく、自分の強みを作りましょう。みたいな感じで、起業セミナーでおっしゃることがありますよね。自分を選んでもらえるようブランディングをして、高い価格でも注文してもらえる仕組みづくりとか。

それはそれで理想ではあるのですが、なかなか、他社と差別化って難しいんですよね。特にデザイン系の場合は、好みもありますしね。
技術的なことで特化(例えば、jQueryが得意ですとか)するというのもいいのですが、いまいちクライアントさんにはわかりづらいですし…

それよりかは、「クライアントの問題点を見つける」というのが、一番仕事に結びつきやすいかと思います。
担当者さんとお会いできるのであれば、直接、御社の現在の課題はなんですか?と聞いてみてもいいかもしれません。

「今、新商品の開発中で、なかなかうまくいかなくてね」なんて話してくれたらしめたものです!
「うまく行かない理由はなんですか?」「新商品は、どんなペースで開発するんですか?」などさらに質問してください

「技術的に難しい」なら、「技術提携できる企業を探すためにも、自社のサイトをしっかり構築して信頼できる企業であることをPRしましょう」と提案してもいいですし、「人が足りない」のが問題なら「リクルートサイトを作って、必要な人材が来てくれるように努力しましょう。」と提案できますよね。

ちょっと慣れが必要ですが、担当者との打ち合わせまでに、その企業が抱えてそうな問題を想定しておいて、それに対する答えを用意しておけばいいと思います。

まあ、今は大多数の企業さんが「人材不足」なのでリクルートサイトを作りましょう!って営業するのがいいかなって思います☆

webデザイン以外でも、継続して仕事を依頼してもらう

なんとなーくSNSを運用しなくちゃな〜〜っていう企業さんは多いと思います。で、なんとなーく、若いからSNSできるやろ〜みたいな軽い感じで、若手社員を担当にしている企業さんも多いと思います。

ご近所の企業さんのSNSを調べてみて、イケてないなーっていう所を発見したら、営業してみましょう。
改善点などをまとめた提案書を持っていくなどすればいいと思います。担当の方がイヤイヤやっているのであれば、かなり歓迎されます!SNS運用は継続して仕事がもらえるので、収入の安定化にも繋がりますしね。

また、すぐには結果が出ないものなので、「運営6か月パック」などのサービスにして、継続してもらえる工夫をしましょう。デザインをテンプレート化しておけば、作業量を減らすこともできますよ。

そうは言っても時代の流れについていく必要がある

ご存じのとおり、技術の進歩はめざましいものがあります。正直、優秀なwebディレクターならデザインまでやってしまう人もいるし、コーダーがちょっと勉強したらデザインもできてしまう…と私は思います。

だから、やっぱり時代の流れにのっかって、新しいことを学んでいかなければいけないなと思っています。

という私も、現在withマーケというオンラインスクールで、SEOを学んでいます。

やはりweb制作を依頼されるお客様が一番期待しているのが「webでの集客」。正直、それ以外の目的でwebサイトを作る意味なんてないんじゃないかと思います。
その集客ができるweb制作者がいたら、その人に作ってもらいたいって思いませんか?

今までの経験上、そこそこの大きな企業でwebブランディングをしたい、という会社は、フリーランスや副業のwebデザイナーに依頼なんてしません。100%ありえません。
フリーランスや副業のwebデザイナーに依頼しようとするのって、やっぱり小さな企業であまりweb制作に予算を割けないというところがほとんど。だからこそ、webで集客を期待しているのです。

逆を返せば、webで集客し売り上げが上がるなら、web制作や運営にお金を掛けてもいいと思うのです。

こういうニーズを満たせるwebデザイナーなら、めちゃくちゃ売れっ子「食える」webデザイナーになれるんですよね。

もちろん、売上を上げれるのはSEOだけではありません。

飲食店なら写真で訴求できるインスタがいいだろうし、リクルートに力を入れるなら若者が好きなtiktokがいいかもしれません。
私のクライアントさん(住宅設備系)では、よくある質問をYoutubeに上げるようになったら、成約率がアップしたという事例もあります。

自分の興味ある分野で、少しずつ仕事の幅を広げていくのも、長く活躍するためには必要だと思います。
私はデザインが好きな仕事なので、新しい事を学ぶのも結構楽しんでやってます♪

まとめ

WEBデザイナー、グラフィックデザイナーは食えない(儲からない)と言う人もいますが、要は本人の努力しだい。楽して稼げる職業なんて、この世にはありませんよね。
そして、どんなに素敵でセンスのいいデザイナーでも仕事がなければ儲かりませんし、逆に、初心者デザイナーでも努力さえすれば、まあまあ儲かってたりします。

努力して、ぜひ稼げるwebデザイナーを目指してくださいね!



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