まずはヒアリング!B to C業種が求めるWEBサイトは?

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クライアントへどのようなサイトが必要か、ヒアリングが必要です。

クライアント(お客様)の業種によって、必要なサイトの種類が変わってくるかと思います。

B to Cの業種(個人がお客様になる業種)

例えば、カフェやレストラン、ベーカリー、習い事等の教室、美容院など。個人の方がお客様になる店舗等のWEBサイトを作る場合です。

多くの場合、この業種では集客というのが大きな課題となってきます。なので、お客様にヒアリングをした際、だいたい求められるのは集客できるWEBサイト。
少し知識のあるクライアントさんの場合、SEOとか対策はしてくれるの?なんて言われる場合もあります。

もちろん、お客様がサイトに来られて、「見やすく、わかりやすく、魅力的な」サイトである必要があります。このお店はどんなお店か?お店のこだわりは?おすすめの商品は?他のお客さんの評判は?などなど。もしあなたが、このクライアントのお店を訪れるお客さんだった場合、どんなことが気になるか?というのを、全て書き出してみるといいかと思います。

そして、お客様は、このお店を利用することで、どんなメリットがあるのか。
ここまで表現できていれば、満点のWEBサイトです!


【B to C業種が求めるWEBサイト】
1.集客できる
2.SEO(Search Engine Optimization, 検索エンジン最適化)されている
3.お客様にお店の魅力を説明できている
4.お客様にとってもメリットがある


目次

集客できる


B to C業種にとって、集客とは売上に直結する問題なので、非常に重要な部分です。

まず、最初にクライアントと一緒に、どういうお客様を集めたいか、もしくは現状、どういうお客様が多いかということを考えましょう。

どういうお客様が理想か?

年齢:
性別:
住んでいる場所:
収入:
職業:

くらいは考えておきたいですね。


わかりやすいように、カフェのサイトを作ると仮定して説明します

このカフェはオフィス街や繁華街にあるのではなく、郊外の割と広めなお庭のあるお店と仮定します。

コーヒーにこだわっていて、焙煎所でオリジナルの豆を仕入れている。
オリジナルブレンドコーヒー 600円
ランチは地元産の野菜とお肉にこだわっていて、2000円と3500円のセットのみ。
おすすめは、地元果樹園から直接仕入れる季節の果物を使ったタルト 1000円

となると、こういう人に来てもらいたいんじゃないでしょうか?


年齢:30代以上
性別:女性
住んでいる場所:〇〇市在住、もしくは〇〇市に観光に来る人
収入:世帯年収800万円
職業:主婦もしくはパート従業員

女性で、少し経済的、時間的に余裕があって、平日のランチにゆっくり来てくれる人っていうイメージでしょうか?

そういう人を集客するにはどうしたらいいでしょう??

答えはーーーーー???

インスタグラム!!!

えーーー、WEBサイトの制作の話をしているのに、インスタで集客しろって??
ちょっと脱線しすぎでしょーーーー

って思いました??

でも、私ならインスタで集客しましょうって言いますね。
もう一つ。

googleビジネスプロフィールに登録しましょう!
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

店舗がある業種の場合、かなりの確率でgoogleマップなんかでお店の場所を検索されます。
その時に、きちんとした情報があれば、お客様が足を運んでくれる確率は高くなります。

だったらWEBサイトいらないんじゃない…???
って思いました??

いえいえ、そうやって「集客」したお客様にサイトに来てもらって、さらにファンになってもらってリピートしてもらうためにWEBサイトが必要なのです。

インスタで「おしゃれなお店があるな!」と思っても、今日のランチメニューは何かな?値段はどのくらいかな?と思った時、サイトへ誘導できれば色々情報をえられますよね。
10人以上で貸切にできますよ。とか。
ガーデンパーティーできますよ。とか。
ランチを調べにきてくれた人に、プラスの情報を与えることができますよね。
仲間に共有しやすいですしね。

SNSは情報が流れて行ってしまうので、言うなれば「インターネット上でわかりやすく情報がある場所」としてWEBサイトが必要なのです。

インスタやgoogleビジネスプロフィールの登録、運用の必要性をクライアントさんに理解してもらった上で、WEB制作に進められると「WEBサイト作ったのに全然お客さんが増えないじゃないか!?」という結果にはならないと思います。

その上で、クライアントがインスタやgoogleビジネスプロフィールの運用が難しいとなったら、こちらも見積もりに含めてあげればいいと思います!


SEO(Search Engine Optimization, 検索エンジン最適化)されている

SEOに関しては、一昔前に「google検索の順位をあげますよ!」っていう業者さんがたくさんいて、小手先のテクニックで検索順位を上げるというのが流行っていたんですね。その名残で、なんとなくテクニックで順位を上げられると思っている人がたくさんいるように思います。
(小手先のテクニック=キーワードを透明な文字でめちゃくちゃ埋め込むとか、意味のない外部リンクをめちゃくちゃ貼るとか)

現在、Googleの検索エンジンのアルゴリズムはかなり進化していて、逆にそういう不正な事をすると、順位はがた落ちになります。

googleは、googleを利用するお客様にとって、質の高い情報を提供しているサイトを上位に上げるということを公言しています。

そりゃそうですよね。
「おしゃれランチ」で検索したのに、駅の立ち食いソバ店が出ていたら、「googleは信用できない、もう使わない」ってなっちゃいますよね。

「おしゃれランチ」で検索されたいなら、「おしゃれランチ」にこだわった店であることを存分に表現しているサイトではならないのです。

でもでも、少しだけテクニック的な事を話すと…

googleの検索ロボットは文章の構造を見ています。つまり、タイトル、見出しにあるワードは、そのサイトの内容を表現しているだろうなと判断しているようです。

なので、まずは、これから作るサイトがどのようなキーワードで検索されたいか、ということを考えなければなりません。

しかも、できれば一般的な大きなキーワードから、独自のニッチなキーワードを探しましょう。

先ほどのカフェの例でいうと。
大きなキーワード:おしゃれ ランチ コーヒー おいしい ゆったり 地元産 地産地消 ヘルシー 〇〇市(お店のある場所)

などでしょうか?
イメージとしては、何かいいお店ないかな〜って漠然と探している人向けです。

ニッチなキーワードとしては、
店名 ベジタブルランチ オーガニックコーヒー 旬の果物タルト(商品名など)
です。
既にお店を知っている人やコーヒー好きでも特にオーガニックが好きというような、かなり狭い嗜好の人に向けたキーワードです。

または、郊外のお店でしたら「駐車場あり」とか「ベビーカー歓迎」とか。

こういうキーワードを見出しにして、各ページの構成を考えれば、SEOバッチリ!っていう感じになります。

上記の例は、かなり単純なものなので、すぐにできそうな感じがしますが、実際やってみるとかなり大変な作業になります。

クライアントさんと相談して、キーワードは決めた方がいいかと思います。

お客様にお店の魅力、価値観を説明できている

実店舗があるカフェやレストランなど、お料理の写真がきちんとしていれば、魅力は伝わっているかもしれません。注意して欲しいのは、SEOを意識するならば、きちんと文章を書くこと。
素敵な写真で魅力は「お客さま=人間」には伝わりますが、「google」には伝わりません。文字でしっかりgoogleに伝えることをお忘れなく!

つまり、あなたに必要なサイトはこんな感じですね!

先に出したカフェの例でいうと、

ターゲットはお金と時間に余裕がある30代以上の女性。子どもがいる。
こだわりのあるメニュー。
郊外にあるゆったりした店内。

デザイン的には、ナチュラルな感じのアースカラーをベースに、お店のブランドカラーでアクセントをつける。(ブランドカラー=ロゴマーク等に使われている色)

お店の外観や内装で特徴のあるものがあれば、それにちなんだモチーフや柄をデザインのアクセントとしてもいい。
例えば、煉瓦造りの建物なのか、コンクリート打ちっぱなしなのか。
庭にバラが植えてあるのか、ひまわりが植えてあるのか。
などで、店主の好みもわかりますね。
お店で使うカップやお皿のデザイン、壁にかけられている絵などなど…
実店舗がある場合は、お店に行くとデザインの方向性がわかりやすくなりますよ!

実店舗があるなら、ぜひ写真撮影も一緒におすすめしましょう。もう写真が勝負と言ってもいいくらいです。

こんな失敗例もあります

まだ失敗かどうかわかりませんが(笑)
私の近所の老舗和菓子屋さんが、WEBサイトをリニューアルされました。
すごくカラフルでどこか洋菓子っぽいようなおしゃれなデザインのWEBサイトです。
和菓子もすごく美味しそうに見えます!

ただ、実際の店舗は、純和風。暖簾のかかった引き戸をあけると、昔使っていたであろう、大きな釜がディスプレイされているし、老舗らしく木彫りの立派な看板もあります。
あのサイトを見てきた人は、ちょっとがっかりするかも…と思いました。

ここで、できるデザイナーなら、和菓子のパッケージデザインを変更するとか、内装を変更するとかそういう提案ができるんでしょうけどね。
これからが楽しみの和菓子屋さんです!

ヒアリングはめっちゃ大事!これでほぼ勝負が決まります。


これだけしっかり話ができれば、あとは楽勝ですね!
きちんとメモにして、クライアントさんとも共有できるようにしておきましょう。
迷ったり、お客さんが路線変更してきた場合などは、このヒアリング時のメモに立ち返るようにします。

結果、同じサイトができたとしても、しっかり話を聞いてもらえた、しっかり提案してもらえた。というのは大きな満足感につながるものです。信頼感が生まれるって感じでしょうか?

なので、ヒアリングはしっかりするように心がけてください!

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