プロフィール

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エリー

グラフィックデザイナーとして20年以上勤務。40代でフリーランスになり地元密着デザイナーとして、日々奮闘中! 最近、デザインの技術よりもコミュニケーション力や経験が大事だなと痛感。まずはブログで発信力を強化中!


はじめまして!ERIと申します。アラフィフのフリーランスデザイナーです。
スマイルデザインカンパニーという屋号で、主にWEBサイトや企業のロゴマーク、パンフレットなどを制作しています。
グラフィクデザインの仕事をはじめて20年以上たちますが、大した実績もないフツーのグラフィックデザイナーです。

最近は、canvaのように誰でも簡単にデザインできるアプリができたり、ノンコードでサイトが作成できるツールができたりで、正直、そんなハイレベルな技術がなくてもデザイン業務ができるようになりました。

10年ほど前なら、企業サイトのお知らせを更新する、バナーを作成するという仕事がたくさんありましたが、今はほとんどありません。イベントのチラシ・フライヤーなんかでも、社内にちょっと器用な人がいれば、ワードでかなりいいものが作れます。

つまり、私のような普通のグラフィックデザイナーは、どんどん仕事が減って行くんですよね…悲しいことに。
代わって、ちょっと器用な人が「副業デザイナー」としてあちこちに出現し始めました。

もう、私の出番は終わったな…と、思う反面、こういう副業デザイナーさん向けに、ちょっと経験がないとわからないよねーっていうことを発信しようかなと考え始めました。
こうやって記事を買いているうちに、そうは言っても副業じゃできないよねっていうデザイン分野も見つかりつつあるので、結果オーライ、いい感じです♪

プロフィール

1991年 関西の4年生大学(文学部)を卒業。この年にバブル崩壊。
1995年 日本生命相互会社入社(営業)。バブル崩壊直後の大不況の中、なんとか就職するも、心が折れて1年で退職。
1996〜1997年 フリーター。自分探しのため、アルバイトを転々と。
1998年 社員数6名の広告代理店にアシスタントデザイナーとして入社。
2002年 結婚。琵琶湖のほとりに引っ越し。
2002〜2003年 再び自分探し。この頃は既婚30歳オーバー女には冷たい会社が多かったです。面接で「ダンナさんの稼ぎ悪いの?」って聞かれる(笑)
2004年 近所にあったWEB制作のベンチャー会社へ入社。
2018年 色々あって退社。フリーランスに。

40歳から副業でデザインの仕事をすすめる理由

私たちが社会に出る頃、世の中は不況の真っ只中でしたよね。
バブルが崩壊したと言われるのが1991年。私が大学に入学したのも1991年。
1991年にバブルが崩壊したなんて、当時は気付いてる人、ほとんどいなかったと思います。
ちょっと停滞してるかな?でもそのうち戻るよねみたいな。

そもそも、受験の時はバブル真っ只中だったので、とりあえずいい大学に行って、良い会社に就職しろ!みたいな風潮でした。私は芸術系の大学か専門学校に行きたかったのですが、なぜか親にも先生にも「芸術なんて就職の役にたたない」と言われて断念しました。
まあ、それ以前に、自分に芸術的センスがあるとは全く思っていなかったし、絵を描くのが好きって言っても、他のことに比べたら好きってくらいで、寝ても覚めても絵を描き続けるようなタイプでもなかったし、まあ無理かなぁって感じであきらめたっていうのもあります。

新卒の時は生命保険会社に入社しました。今思えばとても良い職場だったと思います。
でもでも、やっぱり、デザイン系の仕事がしたいと思い1年で辞めて転職活動を始めました。
その時は、芸術系の学校を出ていないということで、何社受けても受かりませんでした。当たり前ですよね。
当時は全て手作業の時代だったんです。ウインドウズ95が爆発的に普及したのは1995年ですから。
マッキントッシュが100万円とかしてた時代です。

夢をあきらめた人が多かった気がする

なので、私と同世代の方で「デザイナー」職の人って少ないと思います。私の友人でもアート系の専門学校を出ているにもかかわらず、デザイナーになれずに一般事務で就職した人が何人もいます。
手作業でデザインできる人限定(芸大系を卒業して技術のある人)、しかも不況で採用は少ない。もう一ついうと、デザイナー職は専門職なので、法律的に派遣で仕事ができなかったんです。

私は、1年、生命保険会社に勤めた後、結局、デザイナー見習いとしても仕事を得ることができず、まずは4ヶ月だけの短期アルバイトで大阪の「毎日コミュニケーションズ」で仕事をさせていただくことになりました。そこで、原稿をクライアントに持っていくという、パシリのような仕事をしていました。メールがない時代だったので、まあ、そういうアルバイトがあったんです。ちなみに、バイク便や自転車便という業者さんもいて、大阪市内ならどこでも800円ですぐに持っていってくれるっていうサービスもあったくらいです。
パシリでしたが、なんとなく編集さんのお仕事を横目に、あー、こんな仕事したいなぁなんて思ってました。

その次は、リクルートの一つ下の代理店で、原稿整理のアルバイトをしていました。
その頃、Macが制作現場でも使われ始めたのですが、もちろん今ほど高性能ではないので、結局手作業で原稿を作ってリクルートに持っていかなければいけないんです。
写真にトレーシングペーパーを掛けてトリミング指示をかいたり、会社のロゴマークを資料棚から探して拡大コピーして入稿原稿一式を用意したり。そして最後は締め切りギリギリにリクルートまで走って原稿を持っていく(笑)
ただ、この会社で、空いている時間にイラストレーターやphotoshopの使い方を教えてもらい、なけなしのアルバイト代で当時25万円くらいのimacを購入しました。そして、なけなしのアルバイト代でスクールに通って、なんとか技術を身につけ、25歳の時にアシスタントデザイナーとして、別の会社に入社することができました。

とりあえず、やってみるとなんとかなる

正直なところ、デザインセンスなんて全然なくて、ちょっとMacができるくらいだったんですが、当時、Macの価格が落ち始めていたこともあり、制作会社がとりあえずMac導入してみようかなぁって感じだったんです。
私が就職した会社も、50代のおじさん4人、30代の男性営業マンと経理の女性、という顔ぶれでした。なんとかMacが使えればオッケーよ!みたいな軽ーいノリで採用されたような気がします(笑)

仕事も、手作業でやっていたものを少しずつMacで置き換えていこうか、くらいのスピードだったので、少しづつ慣れていけたんですよね。名刺を作るとか、地図を描くとか、そういうことから少しずつ覚えていきました。
トンボ(トリムマーク)が何かとか、塗りたしが何かすら知らない状態でしたが、都度、おじさんデザイナーに教えてもらったり、本を読んだりしてちょっとずつ学んでいった感じです。
あの時は、インターネットもできたばかりで、ネットで何かを調べるということができなかったので、とりあえず本は沢山買っていた覚えがあります。

WEBや動画など、今なら、学べるツールが沢山ある

今、「40歳からの副業デザイン」をおすすめしている理由は、若い時、デザインの仕事を諦めてしまった人でも、今ならもう一度チャレンジできるんじゃないかなって思ってるからです。
もし、他に仕事をもっていたとしても、副業ならチャレンジできる。しかも本業で得た経験や知識が、デザインの仕事に活かせる!っていう人が沢山いるんじゃないかなって思ってます。

adobeのソフトの使い方がわからない、仕事の取り方がわからない、など色々わからないことは沢山あると思いますが、今はWEBでオンラインスクールもありますし、ツールの使い方などは動画で配信されています。
ゆっくり自分のペースで学び直し、仕事探し、なんでもできる時代です。

絶対「副業」がおすすめ!

なんでもできる時代ですが、残念ながらデザイナーの年収というのは、他の職種に比べてかなり低めです。
私も数年前まで会社員でしたが、まあ、給料は低めでした(笑)
先にも書いた、20代でアシスタントデザイナーとして働いていた時と比べると4割減な感じです。
30代で転職して、がくんと給料が下がった感じです。これは地域的な給与水準もあるかと思いますが、デザインやりたい人って多いですし、安くてもいいから仕事させてくださいっていう人が多いからだと思います。
そういう私も、安くてもそんなに不満はなかったです。それよりもやりがいの方が勝ってたかな。これを世の中ではやりがい搾取っていうんですけどね(笑)

なので、正社員で本業デザイナーになることが、必ずしもいいとは言えないですし、この業界はブラック企業にあたる確率が結構高めです。っていうか、会社がブラックを進めてなくても、自分でブラック化しちゃうんですけどね(笑)

クラウドワークス、ランサーズ、ココナラでしばらくやってみる

どうせ、正社員としてデザイナーになったとしても、低めの給与なのですから、副業で安めの仕事から始めてもいいんじゃないかなって思います。
副業でクラウドワークス等は安く買い叩かれるからおすすめしませんって書いているサイトはあるのですが、やっぱり駆け出しの頃は安くても仕方がないのかなと思います。それよりも仕事に慣れて実績を作ることで、レベルの高い仕事ができるようになって、高い報酬を得られるようにした方がいいと思います。
とくにランサーズは、「適正価格」というのを表記していてくれているので、「適正価格」の仕事を選んでいけばいいと思いますし、この価格を参考にココナラに出店したらいいかなと思います。

まずはやってみる。
経験を重ねて、自分の価値(価格)を高めていく。
まあ、2〜3年くらいやれば、胸を張って「デザイナーです!」って言えるようになると思います♪